無農薬田んぼ稲刈り2/3 物事の過程を体験すると奥行きがぐんと深くなる
大きなバケツ4つ分の稲。
鎌で刈って、庭で天日干しのあと、お椀でしごいて脱穀し、すり鉢とすりこぎでもみすり体験をしました。
その後友人の田んぼで、足踏み脱穀と手回しもみすりの体験をさせてもらうと、格段に早く、便利で驚きました。
そしてちび田んぼの稲。
こちらは、いくらちいさな田んぼとはいえ、手作業ではとても難しい量です。
そこで、Kさん、地主さんにお願いしてコンバインで脱穀させていただきました。
コンバインにひと束ずつ入れると、中で移動しながら、横の袋にはざあっともみつき米が入り、稲わらだけが後ろからぽんと出てきます。
(お椀なら何日かかったことでしょう!)
もみすりは、コンバインよりもさらに維持費も高額で、農協さんへ委託する農家さんも多いのだそう。
そこでもみすりは、Sさん、無農薬農業家中島さんにお願いをして、ようやく玄米になったのでした。
お椀とすりばちよりも、足踏み脱穀機と手動もみすり機、さらに電動のコンバインやもみすり機。
どれだけ収穫後の時間や労力が減ったのか、ほんの少しですが体感しました。
そしてその高額な購入費や維持費と、真摯によい作物を育てておられる農家さんの収入のバランスがうまく取れるように…と感じました。
たくさんのご協力のおかげさまの体験となりました。ありがとうございました!!
(無農薬田んぼ稲刈り体験3/3へつづきます✨)
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《ソラノサトのいちからシリーズ》とは?
食、道具、ひと、行事、文化…
つながりめぐる世界をいちからつくるところから
五感まるごとで体験するシリーズです。