お盆・家系図づくり・六方拝・生け花 Creating Family Tree / Special ...
役所の方にお願いをしていた戸籍の原簿が集まってきている。
ほんの数代前で嘉永、安政、文久など江戸時代の年号。
(いまちょうど毎晩寝る前読んでいて
読み終わりたくない本が
江戸時代大阪の呉服屋さんの小説
『あきない正傳 金と銀』)
朝、六法拝(ろっぽうはい)を行う時
東の空を見上げて
「肉体的な私」につながるひとびとを想うと、
その連なりは
はるかかなたまで広がる
光の粒の網のようです。
いま生きているわたしたちひとりひとりに、
そんなにもたくさんのご縁や力や護りがある。
継続だけでなく、
世代をかけて取り組んでいる課題は
この代で終わらせて手放す勇気を持ちたい。
わたしが家系図に抱くのは、
「血縁」「直系」「家」への特別感やこだわりではなく、
「いま肉体を持って生きている世代全体」で、
「それぞれの特性やユニークさを余すところなく表せば
より豊かにおもしろく満ちる」というイメージです。
「こどもが喜んでくれるお母さんになりたくて」
NHK女優第1号になったトットちゃんが、
出産という形をとらずして
世界のこどもたちのおかあさんになったように。
実際に、わたしのご先祖の戸籍原簿には
養子縁組もたくさんある。
もっといえば、
全人類さかのぼれば、はじめの何人かにたどり着き、
さまざまな人種のDNAも少しずつ入っているといわれているくらいです。
写真はお盆用に生けた槙です。
江戸時代が舞台の小説がいくら好きでも、
現代にさまざまな問題があるといわれていても、
わたしはやはり
「いま・ここ」にいられることが、
たまらなくしあわせで
たまらなくありがたいのです。
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