古代小麦を育てて世界最古のパスタ「テスタローリ」をつくろう3/3 Homemade Testar...
パスタにはさまざまな形がありますが、本場イタリアには350-500種類もあるそうです。
こどものみなさんに「一番最初にできたのはどんな形のと思う?」と尋ねてみると
「ものすごくほそーい?」「ぐりんとなってる?」「まるい?」「くしゃっとなってる?」
地域一帯が家庭で
では…つくってみよう。
収穫して天日干ししたスペルト小麦の皮をむきます。
…うーん固い。お米とは比較にならない固さです!
でもこの丈夫な殻こそが長い歴史の中、自らの身を虫から防いできたのでした。(*2品種改良のこと)
外の殻をむくとちゃんと立派な玄麦が。(感動)
少しずつすって粉にして、オリ
ーブ油、塩、水を加えて焼きます。
クレープみたい。ひし形に切ったらできあがり。
ふたつかみ分の束からフライパン一枚分のテスタローリ。
こどもたちひとりにつき2枚ずつ焼けました。
本場ではジェノベーゼソースで食べるのが定番だそうですが、今回はいまここで手に入るものでつくりましょう。
ソラノコはたけのブロッコリーをさっと蒸してガーリックソテーして、フードプロセッサーにかけたグリーンソース。ことこと煮詰めたトマトソース。
お好みでソラノコでしぼったオリーブオイル(※3)もたらりとどうぞ。
玄麦のはじっくりとした滋味、精製した国産小麦粉はワンタンのようにもちもちつるん。
スペルト小麦の自然栽培、脱穀、調理。西の古代を五感で味わった体験でした🤲
(Hくんは後日、ソラノコの中で一番大変だったのはこの皮むき体験と語ることとなった。笑ストローにして残った茎で、今度はヒンメリをつくらのはどうでしょう。(…たのしみだなあ)
古代小麦シリーズはひとまずここまで。
ありがとうございました️
*1 経験できることの質と量は常に進化していて、その豊かさは「当たり前」ではないといつも思います。
*2 小麦を大量に加工しやすくするために殻をむきやすく改良し…殻がむきやすくなると、虫が入りやすくなってしまい…殺虫剤や農薬が必要に…また遠方まで輸出入するためにポストハーベストが…。わたしたち自身が、古代小麦の力を弱めて農薬が必要な品種をつくってきたと言えるかもしれませんね
*3 オリーブオイル作りレポ、海水から塩作りのレポはまた今度!感謝です
#ソラノサトのいちからシリーズ #古代小麦 #スペルト小麦 #天然ストロー #japan #speltwheat #handmadestraw
《ソラノサトのいちからシリーズ》とは?
食、道具、ひと、行事、文化…
つながりめぐる世界をいちからつくるところから
五感まるごとで体験するシリーズです。
#ソラノコ #英語で和文化五感教室#ソラノサトこどもてらこや