無農薬たんぼの稲刈り1/3 Organic Rice Harvest Day
ちいさな手で田植えをしたちびたんぼは、
薫風に葉をゆらす春、
甘い香りの花と緑の穂がたなびく夏を経て、
黄金色に頭(こうべ)を垂らす秋を迎えました。
鎌の持ち方や使い方の確認をして
いよいよ稲刈りスタートです。
稲をぐっとつかんでざくっ。
おとなのみなさんのやさしい目。
このひとつかみの稲束で、
生育具合にもよるけれどお茶碗一杯くらいになるそうです。
3本取りで苗を植えたので5.6粒のお米がお茶碗に1杯になったのですね。
おとなのみなさんは稲を束ねてくれています。
わら3本の上に稲束を3つくらい乗せ、しめながら水平にくるり、縦にくるりとひねり、わらをぐいっと押し込むと留まります。
ぐっざくっ。ぐっざくっ。
リズムに乗ってくるとみるみる半分まできました。
「慣れてきたときこそケガに注意やでー笑」などといいながら無事に刈り取り終了です。
稲束をはざにかけていきましょう。
地主さんご一家からのアドバイス「支柱の付近から乗せるといいよ」。
はざが倒れたり傾いたりしないそう。なるほどです!
稲束を軸を折らずスライドさせるようにして2:8に開き、8割を手前に2割を稲木に乗せます。
次の稲束は、8割を向こうに2割を稲木に乗せます。
交互に乗せることでよりたくさんの量をかけられます。
稲木の組み方やかけ方は地域によってさまざま。経験を元にその地域で発展し伝えられてきた知恵ですね。
できたー。
作業のあとはソラノサトの梅干し入りおむすびとことこと炊いたあんこのおはぎをいただきます。
水遊びの跡が秋の空とはざを映しています。
(2/3脱穀&もみすりにつづきます)
#ソラノサトのいちからシリーズ
《ソラノサトのいちからシリーズ》とは?
食、道具、ひと、行事、文化…
つながりめぐる世界をいちからつくるところから
五感まるごとで体験するシリーズです。