めぐり箱のつかいかた How to Use Meguribaco Exchange Box at ...
2016年春から
土間に藤の乳母車があります。
これはソラノサトに来てくれる
ちいさいひとたちのための
『めぐりばこ』です。
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暮らしの中に必ずある「モノ」。
貴重な地球の資源と
エネルギーを使って、
わたしたち人が作ったモノ。
モノは使われるために
生まれてきてくれました。
年齢や時期に関係なく
いつまでも使えるモノもありますが、
そうではないものもあります。
うちではもう使わないけれど、
これいいよと思うモノ
まだまだ使えるよというモノ。
めぐり箱にもってきて
次のだれかにめぐらせてみよう。
めぐり箱で
使いたいモノに出逢ったら、
よく考えてみて
うん、やっぱりほしいなと思ったら
ぜひ連れて帰ってあげてください。
ひとつとひとつで交換です。
でもなにもなくても大丈夫です。
めぐり箱は
不用品やゴミ置き場ではありません。
「捨てる時がきたモノ」は
ありがとうとゴミ箱にそっと入れて、
天に帰してあげましょう。
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便利なものがすぐに安く買えるという豊かな時代。
感謝して利用しつつ、
「どんどん買ってどんどん捨てる」サイクルからは一歩離れて、
ひとつひとつ
「モノ」に向き合うきっかけにもなればと思っています。
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ちなみにこの乳母車はまだ動きます。
70-80年前、
地域の先輩が赤ちゃんだった頃
本当に使っていたベビーカーなのです。
藤、木、鉄など
自然素材だけで作られた乳母車は、
押すと大きな車輪が回り、
ばねがクッションになって
赤ちゃんにガタガタ振動が伝わらないやさしいつくり。
こんなに前から寝心地のいいベビーカーがあったなんて感動。
赤ちゃんへの想い、
これを用意された親御さんの想いが感じられる乳母車。
いまはソラノサトへめぐってきて
ちいさいひとたちのめぐりモノを乗せてくれているのです。
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おとなのひとたちのめぐりは2020年春から
交野市や枚方市など身近なみなさんと
ひとつめの形で実践中。
より使いやすいように よりよきように
育っていくといいなと思っています。