ソラノサト

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⁡露草は植物の染色の日本最古と言われ、藍が伝わるまで、そしてその後も繊細な青を染める部分に使われてきたそうです。

⁡⁡ただ、いかんせん色が落ちやすい。

 

そのため万葉集では「心変わり」や「はかない命」の象徴として9首も詠まれ、

⁡⁡清少納言は枕草子で

 つきくさ うつろひやすなるこそ うたてあれ 

(露草は 色あせやすいのが いやよねー)

と述べています。

 

 

⁡⁡⁡しかしこの「マイナス」とも思えるような性質を逆手にとり、

現代にも伝わるすばらしい技が江戸時代に確立しました。⁡

⁡⁡

友禅染めの下書きです。

 

⁡⁡朝のうちに摘んだ花びらをしぼり、その青い汁を美濃和紙に染み込ませて乾かします。

⁡⁡これを100回くりかえすと「青花紙(青花)」と呼ばれる紙となり、友禅職人の手へ渡ります。

⁡⁡友禅職人は青花紙を小さく切って水に溶かし、その青い水で下絵を描き、

下⁡⁡絵に色をつけ、水ですすげば、露草の色だけが落ちます。

 

 

江戸時代京都の扇絵師で、⁡⁡⁡友禅染めを完成させた「宮崎友禅」斎の偉業は言うに及ばず、

名こそ残らねど染めや型の工程のそれぞれの工夫や技を

人生をかけてこつこつ取り組んでこられたたくさんの職人の方々…。

 

ひとつの文化を生み出すあまりに膨大な数のひとびとの時間や情熱が迫り来て⁡

尊敬の念で胸がいっぱいです。

 

#脳内にはヘッドライトテールライトが頭に流れます

#しかし鳥居みゆき氏も浮かび私の脳内のみゆきの配置を知りました⁡⁡

#これを書いているソラノサトの土間でヘッドライトテールライトをひとしきり歌い3/3へとつづきます⁡

 

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