糸かけにまつわる話 1/2
「糸かけ」は
シュタイナー教育で
使われていることで有名です。
九九は、
円形に打った10本の釘に
順にかけていくことで
答えを体感でき、
段によって
共通の図形が
現れるのも
とっても不思議で
とってもおもしろい。
高学年の糸かけは、
コンパスや定規で
作図するところから始めます。
作図が目的でなく
次の楽しいことへの道のりであるのが
とても自然ですてきです。
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釘の数も
かける時の数も
どの数字でもできますが、
すべての釘を
一度ずつ通って
スタートに戻ってくるのは、
整数のごく一部と素数。
足し算、かけ算、素数などを、
理論だけでなく、
数の不思議さや神秘を
体感しながら学ぶって
すてき。
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「曼荼羅」の語源は、
サンスクリット語のमण्डल(mandalaマンダラ)。
「本質を所有するもの」「丸いもの」
という意味があるそうです。
悟りの世界が
幾何学的に描かれた曼荼羅は、
お寺の壁や紙に描かれたものを
イメージしますが、
元は土の上に描かれていました。
いまでもチベットの寺院では、
色の砂を使い、
数週間かけて、
緻密な砂曼荼羅を描く修行があります。
完成後すぐに壊すことで
「諸行無常」の教えも
伝えているそうです。
もったいない〜!
と感じる私は執着だらけなのです。
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「糸かけ」で
「曼荼羅」のような模様をつくる
「糸かけ曼荼羅」は、
素敵な先人たちの
神秘と美と学びとアートのコラボ。
それを誰もが楽しめる時代。
なんと豊かなことでしょう!
〈おまけ〉
素数とは!?
~高校数学おひさしぶりの巻~
1とその数自身以外では割りきれない自然数。
素数を見つける公式はまだ発見されていないらしい。
いまわたしたちが使っている方法は、
ギリシアの賢人エラトステネスが考えだした
「エラトステネスの篩(ふるい)」。
紀元前200年頃に考えてくれた方法を
2200年以上経ったいまも
利用しているって
もうすごすぎます!
(糸かけまんだらwsレポ後編へつづきます)
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