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糸かけにまつわる話 1/2

「糸かけ」は

シュタイナー教育で

使われていることで有名です。

 

九九は、

円形に打った10本の釘に

順にかけていくことで

答えを体感でき、

 

段によって

共通の図形が

現れるのも

とっても不思議で

とってもおもしろい。

 

高学年の糸かけは、

コンパスや定規で

作図するところから始めます。

 

作図が目的でなく

次の楽しいことへの道のりであるのが

とても自然ですてきです。

 

***

 

釘の数も

かける時の数も

どの数字でもできますが、

 

すべての釘を

一度ずつ通って

スタートに戻ってくるのは、

整数のごく一部と素数。

足し算、かけ算、素数などを、

理論だけでなく、

数の不思議さや神秘を

体感しながら学ぶって

すてき。

 

***

 

「曼荼羅」の語源は、

サンスクリット語のमण्डल(mandalaマンダラ)。

 

「本質を所有するもの」「丸いもの」

という意味があるそうです。

 

悟りの世界が

幾何学的に描かれた曼荼羅は、

お寺の壁や紙に描かれたものを

イメージしますが、

元は土の上に描かれていました。

 

いまでもチベットの寺院では、

色の砂を使い、

数週間かけて、

緻密な砂曼荼羅を描く修行があります。

 

完成後すぐに壊すことで

「諸行無常」の教えも

伝えているそうです。

 

もったいない〜!

と感じる私は執着だらけなのです。

 

***

 

「糸かけ」で

「曼荼羅」のような模様をつくる

「糸かけ曼荼羅」は、

素敵な先人たちの

神秘と美と学びとアートのコラボ。

それを誰もが楽しめる時代。

なんと豊かなことでしょう!

 

 

〈おまけ〉

素数とは!?

~高校数学おひさしぶりの巻~

1とその数自身以外では割りきれない自然数。

素数を見つける公式はまだ発見されていないらしい。

 

いまわたしたちが使っている方法は、

ギリシアの賢人エラトステネスが考えだした

「エラトステネスの篩(ふるい)」。

 

紀元前200年頃に考えてくれた方法を

2200年以上経ったいまも

利用しているって

もうすごすぎます!

 

(糸かけまんだらwsレポ後編へつづきます)

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