檜扇(ヒオウギ) 夏のいけばな 2/2(静かなる興奮と歓喜編)Hiougi, Blackberr...
古来より厄除けの力があるとされ
京都では祇園祭*¹で生ける花として有名です。
屏風祭*²に行かれた華道の師匠が、
各おうちで並べられている家宝の横には
どこもヒオウギが生けられてましたよー
と話してくださいました。
小さな炎のようにぽっと開く花は、
その日にはしぼんでしまう「一日花(いちにちばな)」。
そして花ガラは、、、
きゅっとねじれている。
(♡)
他のも、、、
みんなねじれている。
(♡!)
ねじれている途中の花がらはどうだろう。
つまんで少しひねると、
それが元の形であるかのように
ちいさくねじれてまとまった。
(♡♡︎)
咲き終わりまで自分で始末よく美しくなるなんて。
(♡♡♡︎)
これが京都で永らく愛されている理由ではないだろうか。
(ネットでみてみたけれどそんなことは書いてなかった。)
ちいさな灯(ともしび)のように
光って消える花。
出逢えてしあわせです。
追伸
さてヒオウギに遊んでいただいたおかげで
はたと気づいたことがある。
そういえば
「祇園祭に行ったことがない。」
近くに越してきたからいつでもいけるんだと
完全に油断していたことに気づきました。
来年。行こう。
※1 祇園祭り:863年(貞観5年)疫病退散のために催された御霊会(ごりょうえ)がもとになったといわれ、869年(貞観11年)に始まった。日本三大祭りのひとつ。
※2屏風祭り:京都の鉾町では、祇園祭の宵山(よいやま)と呼ばれる7月21日~23日、その家に代々伝わる家宝を玄関や座敷に飾り披露してくださっている。
参考:京都市HP・いけばな嵯峨御流HP・NHK趣味の園芸HP
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