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【竹ほうき師匠の竹ほうき】全文

1.竹ほうき師匠の竹ほうきができるまで

2.なぜ今こそ天然素材のほうきなのか

3.循環に想いをはせて

4.それが誰の手によって生まれたか

5.師匠おすすめの収納方法と長持ち実験

6.使われている方々の感想

7.種類・購入方法

 

1.竹ほうき師匠の竹ほうきができるまで

[写真:竹ほうき師匠の竹林のひとつ]

竹ほうき師匠の竹ほうきつくりは、

春の竹山の視察からはじまり

夏の竹山全体の整備、

秋に間伐しはじめ

切った竹を並べて

葉が自然に落ちるのを待ち、

冬に制作スタート。

 

枝切りをし、

その中からよい枝を80~100本選んで 寸法切り

10本ずつ束にして、5組ずつ仮組み

柄をはさんで仮留めして、枝の流れを整え

針金で本留めして、全体を整えて

ひもを通して

ようやくできあがります。

 

一本の竹ほうきができあがるまで 丸一年。

師匠が一日でつくることのできる数は

最高でも2本だそうです。

 

2.なぜ今こそ天然素材のほうきなのか

[写真:竹ほうきハーフ]

プラスチック製のほうきを使っていた頃

思いました。

 

ほうきは 使うたびに ほんの少しずつ短くなります。

それは掃くたびに

ほんの少しずつ削られているから。

 

小さなプラスチックの粒子は

空気へ、土へ、川へ、海へ…

わたしたちへ戻ってきます。

 

そして使い終わったプラ製ほうきは

プラスチック混のごみとなります。

 

わたしは「きれいにしたい」のに

本当にそうしているのかな?

わたしの周りだけが「きれいに見える」なら

それでいいのかな?

 

天然素材のほうきは

削れた粉も自然のもの。

役目を終われば自然に還ります。*¹

 

天然素材の掃除道具は

「そうじする」

という本来の目的を

静かにはたしてくれるように思うのです。

*¹現代は天然素材ほうきもごみ回収に出すことが多いがその後のセンターでの処理方法や周辺環境への影響に違いが出る。

 

3.循環に想いをはせて

[写真:竹ほうき師匠のほうきつくりの様子1]

じょうぶでしなやかな竹は

ピーク時には1日で80~100cmと成長も早く、

タケノコとして食卓にのぼるだけではなく

建物の壁や 暮らしの道具として

あらゆる面で 昔から利用されてきました。

 

けれど

わたしたちがより安価なものを求めることが

上述のプラスチック製や海外輸入品を

後押しすることになり*²

 

国内の竹の利用が落ち込み

竹の生活道具のつくり手の暮らしがたちゆかなくなり、

 

利用価値の低くなった山を

手入れする人の減少と高齢化とともに、

 

本来は喜ぶべき 竹の旺盛な生命力が

里山の問題にもなっています。

 

暮らしの中に再び

丁寧につくられた自然素材の道具を取り入れ

日々 じっくり使う。

里山や循環的な暮らしに

想いを馳せるきっかけにもなる。

そう感じています。

 

*² プラスチックを必要な場面で利用できるという便利さ…

 海外製品を手に入れられるという豊かさ…

 感謝しつつ上手につきあいたいと思っています。

4.それが誰の手によって生まれたか

[写真:竹ほうき師匠のほうきつくりの様子2]

竹ほうき師匠は言います。

「ほうきを作るのが好きなんです」

 

『割に合うか』と言えば

時間、労力、竹林へ通うための交通費…

このほうきに倍の値段をつけても

合わないでしょう。

 

けれど

「作ってしまうんです笑」

 

竹林に同行させていただいて感じたこと。

竹林にいる時の師匠は

膨大な量の作業を

ペース乱れることなく

穏やかにご機嫌よく行っています。

 

ほうきつくりを教えていただいて感じたこと。

束ね方、整え方、

ひとつひとつがとても真摯です。

[写真:竹ほうき師匠のほうきつくりの様子3]

さらに

仕上がった翌日にもまだ手直しされるのだそう。

 

「ああ、ここをもっと…というのが

次の日になると見えるんです笑」

 

そして、

できあがったほうきは

素朴で、美しく

しなやかで、掃きよく、

師匠のお人柄が表れているようです。

 

だからなのか、わたしは使うたびに

しあわせな気持ちになっています。

 

そのモノが

だれの手によって

どのように生まれたのか。

物語をもったモノは

日常を、暮らしを

豊かな深みのあるものへと

彩ってくれるように思うのです。

 

5.師匠おすすめの収納方法と長持ちのコツ

「日の当たらないところ」に

「かけておく」。

 

柄が割れたり、枝にくせがついて

掃きにくくなるのを防ぐのだそうです。

長持ちのコツは

枝の向きに沿って

「やさしく掃く」。

 

写真のほうきは

竹ほうき師匠の竹ほうきロングの変遷の様子。

こんなに長い間使っても*3

柄がゆるんでいないのが特徴です。

*3使用方法によって個人差あります

 

6.使っている方々の感想

大事に大事に使っています。
薄型なので、

庭の茂みの混み入った

細かいところの落ち葉に届くのが便利です。

なんと言っても
すごく丁寧にがっしりと作られていて丈夫で
その手仕事ぶりにいつも惚れ惚れしています。

 

それまではホームセンターの安いのしか使ったことなかったんで、

柄の部分がゆるんでグラグラになったり

穂先のへたりが早かったですが

この竹ほうきはさすがホンモノだなーって感じます。

見た目も美しいです。

(F様)

安い竹ほうきは、広ーい範囲をがしがし掃いて使い捨てするにはいいと思います。

が、買い替える回数を考えると、

結局費用は変わらないのではと思っています。

 

荒い目のほうきでは何度か掃いていたような葉っぱも

このほうきは一回で「キャッチしてくれる」ような感じ。

 

買うのに実はちょっと勇気がいりましたが笑

使ってみてほんとによかったので

実家にもプレゼントしました。

(Y様)

玄関と外をはくのに〇〇のみんなで使っています、

Nさんとか子どもたちとか私とかです。

短めで軽いので

運びやすく、

すっとやる気になります。

 

人がたくさん、特に子どもさんの出入りが多い場なので、

小石や葉っぱなどいろんなものが上がりこんできたり、

エントランスの石畳上に散らかったりするので、

毎朝使っています。

素敵なほうきをありがとうございます。

(M様)

 

⁡⁡⁡もう見惚れてしまいます。この箒様!

ぶっきらぼうで無口な旦那はずっと箒抱えてました

 

⁡⁡そして(竹ほうきについている)カードのQRコードをスキャンして

自分のスマホで師匠のところを熟読してました

この箒様のパワーはすごいですね!

 

 

⁡長い方のほうきを実家に届けました。

握ってみて、

わぁ懐かしい、、、こういうの…と言ってすごく喜んでくれました。⁡

掃いた時の音とかとても気に入っていました。

 

師匠のお話も全て音読して聞かせました。

とても興味深く聞いていました。⁡⁡

 

とても良いものを大切な母に届けられて

わたしもとても幸せな気持ちになりました。⁡⁡

私も明日からの掃除が楽しみです

本当にありがとうございます。

(F様)

 

7.種類・購入方法

<種類>

W 竹ほうきつくりワークショップ 

5,000円 (休止中)

 

A 竹ほうき師匠の竹ほうき[ロング]

玄関、エントランス、庭先、外回りにおすすめ。柄は一般的な長さで広範囲を掃除しやすい。

長さ150cm 幅30cm 厚さ10cm 2,500円

 

B 竹ほうき師匠の竹ほうき[ハーフ]

マンションの玄関やベランダにおすすめ。柄が短く収納もコンパクト。ちいさいひとたちのお手伝いにも。

長さ80cm 幅20cm 厚さ8cm 2,000円

 

C 竹ほうき師匠の竹ほうき[ミニ]

束ねた枝が柄を兼ねており、玄関だけでなく作業場などにもおすすめ。

長さ55cm 幅15cm 1,000円

 

*よくいただくご質問をこちらでシェアさせていただきます。

Q1. どのサイズをどんな風に使うのがおすすめですか?

ソラノサトでは、表にロングを2本置いています。

(新しいものを玄関、土間、門周り用に。3年ものを溝用に。)

裏口には、ロング1本とハーフ一本を置いて使っています。

(ロングは通路用に。ハーフは勝手口内用に。)

車にはミニを積んで使っています。

 

また、場所によってではなく、ひとによって分けてますよーというお話も聴きます。

ロングはおとなの方用に。ハーフはお子さんたち用に。

お手伝いというより、「自分のおしごとのための道具」を持って、

なんだかほこらしげにそうじされるのだそうです。

 

<購入方法>

①サイズ ②本数 ③氏名 ④当日ご連絡のつく電話番号

ソラノサト公式LINE

soranosato3@gmail.com

*着払い商品

* 一本一本手作りのため本数に限りがあり先着順となります。ご了承ください。

*天然材料をそれぞれの特性を活かして制作しているため個体差がありますことをご了承ください。

 

ご縁に感謝です。

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